NHK：チコちゃんに「叱られたい」続出　人気の秘密(毎日新聞、8月12日) - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)

2018/08/15 (Wed) 01:12:17

　こんばんは。


　私も、知らなかったことが半分ぐらいあり、面白く見ています。
　と云いたいところですが、最近は、他チャネルの番組とぶつかり、あまり見られません。


＞ ＮＨＫ雑学クイズ番組「チコちゃんに叱られる！」の快進撃が止まらない。５歳女児の「チコちゃん」が日常の疑問に答えられない大人を「ボーっと生きてんじゃねえよ！」と叱りつける。視聴者から「叱られたい」と手紙やメールが寄せられる５歳児の人気の秘密は？【小国綾子／統合デジタル取材センター】


＞ 「５歳女児」の視聴率右肩上がり

＞ 「人と別れるときになぜ手を振る？」「セピア色のセピアってなに？」。取り上げる疑問はどれもネット検索で簡単には答えが見つからない。昨年の３回の特番放送を経て今年４月にレギュラー化。視聴率は右肩上がりで、今月１７日に「拡大スペシャル」の特番を放送する。制作統括の水高満プロデューサーは「年配者に加え若い人に人気で、３世代で見ていただいているようだ」と語る。

＞ 番組のプロデューサーは、かつてフジテレビのバラエティーを支えた小松純也さん（共同テレビ）。「５歳女児」や「ボーっと生きてんじゃねえよ！」という設定は彼が発案。それを受けて、２．５頭身の着ぐるみとコンピューターグラフィックス（ＣＧ）を融合したキャラクターが誕生した。

＞ 人は誰しも叱られたくない。「上から目線」がやたらに嫌われる現代社会で、人はなぜ「チコちゃん」には叱られたいのか。


＞ 叱られること自体が快感

＞ 番組のファンで部下が１６人いるという静岡市の女性管理職（４９）は「この年になると、叱ってもらえる機会も減りますから。チコちゃんに叱られること自体が新鮮で快感です」。福島市の男性公務員（５９）は「本気で叱ればパワハラだの何だのと言われかねない時代。チコちゃんの『ボーっと……』を聞いて本気で叱ったつもりになっています」。

＞ 一方、子供は「チコちゃん目線」だ。「私もお母さんに毎日怒られているので、大人がチコちゃんに叱られるとすっきりする。大人って何でも知ってると思っていたけど、そうじゃないのも面白い」と千葉県船橋市の小学４年の女の子（９）。

＞ 決めぜりふに「言葉使いが乱れる」などのクレームは多くないという。むしろ「チコちゃんなら他人を傷つけるとは感じない」「寛容な気持ちになれる番組」という声もある。

＞ 米国アリゾナ州で番組を楽しむ日本人女性（５４）は「日本社会は本音を言いづらい分、毒舌が求められているのかな。生身の人間に言われたら不快だけどチコちゃんならすっきりするのかも」。


＞ マツコ・デラックスさんに通じる？

＞ 社会学者の太田省一さんは、ボイスチェンジでチコちゃんの声を担当するお笑いタレント木村祐一さんに注目する。「チコちゃんはオジサンと５歳女児の間を自在に行き来する大人でも子供でもない存在。生身の子役がやれば嫌がられます」と分析。マツコ・デラックスさんの人気にも通じると見る。「マツコさんは男女の既存のカテゴリーにはまらない場所から本音を語る揺らぎの時代の代弁者。チコちゃんはそのエンタメ版で、毒舌や自在なトークが解放感や爽快感を与えるのでしょう」

＞ 番組はＮＨＫ総合金曜午後７時５７分から、再放送は同土曜午前８時１５分から。


https://mainichi.jp/articles/20180812/k00/00m/040/139000c