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設置公開<2010年7月23日>

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松戸市「すぐやる課」50年“いま会いにゆきます”の心(毎日新聞、10月20日) - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)

2019/10/20 (Sun) 14:35:51

 こんにちは。


 「すぐやる課」の設置の報道に接して「お役所仕事」の中で良く出来たなという印象を持ちましたが、もう半世紀になるのですね。


> 千葉県松戸市役所に全国で初めて設置された「すぐやる課」が50周年を迎え、記念式典が10月6日に行われた。

> 毎年恒例の「松戸まつり」で街がにぎわう中、式典のあいさつに立った本郷谷健次・松戸市長は「課の精神をこれからも引き継いでいく」と力強く宣言。続いて「すぐやる課」初代課長ら功労者への感謝状が読み上げられると、参列した市民から大きな拍手が起こった。

> 「すぐやる課」は1969年、ドラッグストアチェーン大手「マツモトキヨシ」の創業者で、当時は松戸市長だった松本清氏の発案で始まった。「住民の要望に速やかに対応すること」を職務とし、75年までに全国300以上の自治体に類似の部署が誕生するほどの影響があった。

> 式典には、73年に亡くなった松本清氏の次男で、マツモトキヨシ会長の松本南海雄氏が駆けつけ、「『市役所とは、市民のために役立つ人のいる所』と父はよく言っていた」などと思い出を語った。


> 道路の補修や動物の死骸処理がほとんど

> 「すぐやる課」が発足した69年は、高度経済成長期のまっただ中だった。首都圏の住宅需要の受け皿となった松戸市は、人口が62年の11万人から23万人に倍増。73年には30万人を突破した。人口急増で街はインフラ整備が追いつかず、U字溝の破損や側溝の詰まりがそのままだったり、動物の死骸が路上に放置されたりといった状況が続いた。どの課が担当するのかあいまいな仕事も多かった。

> 「住民の要望がたらい回しにされている」。そう感じた松本市長は「すぐやる課」の創設を直ちに市議会に提案した。だが反応は鈍かった。「ひらがなの課名なんて」と猛反対され、「特殊機動処理課はどうか」などと提案されたこともあったという。それでも松本市長は「市民に愛されるには、小学生でも分かる課名にしなければならない」と押し切った。

> 当初の課員は2人だけ。初代課長には、シベリア抑留を経験した陸上自衛隊出身者で、管財課に勤めていた臼井銀次郎氏が選ばれた。初日だけで16件の相談に対応し、2日目には40件を超えた。ほとんどが道路や下水、動物の死骸処理に関するものだったが、中には「家族の自慢話が長くて困っている」という相談も。臼井課長が実際にその家を訪れ、2時間ほど話を聞いてきたという。

> 今はさすがに「個人的な相談」には応えられないそうだが、「まずは住民のもとへ」というスタイルは、50年たった今も変わらない。現在の課長である石原稔さんも「歴代の課長たちからアドバイスでよく言われるのは『こちらから住民の側に動け』だ」と話す。

> 現在の課員は8人。相談内容はハチの巣の駆除が6割に上る。50年前と変わらず道路の補修や清掃、動物の死骸処理も多い。それだけに役所内の関連部署や地元の建設会社などとは長年のチームワークがある。そのうえで石原さんは「変えていきたいところもある」と続ける。


> 通学路や高齢者探索のパトロールを開始

> 70年代に全国に広がった「すぐやる課」だが、実は90年代から全国の自治体で廃止や縮小が相次いだ。“平成の大合併”などを経て「縦割り行政が解消され、役割を終えた」のが主な理由だ。松戸市でも廃止が何度か検討され、2010年11月には「事業仕分け」で業務内容の見直しを促されたこともあった。

> そんな折、11年に松戸市などで小中学生が切りつけられる事件が相次いだ。「すぐやる課」はすぐに保健体育課に連絡を取り、市内の45の小学校を対象にパトロールを始めた。道路の補修などに使う作業車で、下校時間の通学路を回った。

> 「こちらから『何かできることはないか』と働きかけていきたい。50年前と違い、今は市役所の中に各分野の専門部署がしっかり確立されている。我々の強みは現場に急行できることなので、その場で解決できるならするし、できなくても専門部署に迅速につなぐ。そういうコンシェルジュのような役割を果たせたら」。石原さんの言葉に力がこもる。

> 19年度からは高齢者支援課と協力して高齢者の探索パトロールも始めた。市内に空き家が増え、そこにハチが巣を作ることもあるため、持ち主とすぐ連絡がつくよう「空家活用推進室」とも連携を深めている。50年の伝統を受け継ぎながら、松戸市の「すぐやる課」は今も変化を続けている。


https://mainichi.jp/premier/business/articles/20191017/biz/00m/020/024000c

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