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<オンキヨー自己破産>AV機器市場縮小で負債総額31億円」(産経新聞) - シバケン

2022/05/16 (Mon) 23:49:22

時代の流れ<?>

パイオニアは、遠の昔に、オンキョーに吸収合併されてるですが。
ビクターは、KENWOODに。そ、言えば、TRIOもあった、なあと。

まあねえ。
マニアも多いですが。ダケでは、存続出来ずかと。

当方的には、パイオニアが、オンキョーに吸収合併されたと、聞いて、ビクリしたです。その反対なら、わかる的印象強く。

>経営難に陥っていたオンキヨーホームエンターテイメント(大阪府東大阪市)は13日、大阪地裁に自己破産を申請し、破産手続き開始の決定を受けたと発表した。負債総額は約31億5千万円。1980年代に高級スピーカーや「ミニコンポ」で人気を博したが、スマートフォン普及によるAV(音響・映像)機器市場の縮小に対応できなかった。決定は13日付。

>オンキヨーは令和3年3月期まで2期連続で債務超過に陥り、3年8月に上場廃止となった。

>3年9月には主力の家庭向けAV事業をシャープなどに売却。手元資金を確保し、自動車やテレビ向けにスピーカーを供給するOEM(相手先ブランドによる生産)事業などに専念して再建を目指した。だが今年3月にはOEMを手がける子会社などが破産。事業規模はさらに縮小していた。

<参考=「オンキヨーが自己破産 AV機器市場縮小で 負債総額31億円」(産経新聞)>
(22/05/13)
https://www.sankei.com/article/20220513-ZSZVTJY55ZNT3NHKRKGZUX2NYQ/

Re: <オンキヨー自己破産>AV機器市場縮小で負債総額31億円」(産経新聞) - 磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)

2022/05/17 (Tue) 01:35:45

 こんばんは。


 オンキョーはパソコンメーカを買収して頑張ってたのに。其れにしても負債が少ないですね。
 山水電気も10年近く前に潰れました。

 手許のパイオニア達のメンテは、どうしよう。マァ、徐々に、メンテ期間が長いTASCAMブランド(TEAC製)に切り替えてましたから残り少ないですけど。あれ、オンキョー&パイオニアテクノロジーズは潰れてないと違いますか(?)。

 そういえば、東芝のAVパソコンdynabook Qosmioのスピーカが、オンキョー製だったなぁ。

 私は、VHSビデオ開発者の日本ビクターが、(パナソニック=松下電器産業ではなく)ケンウッド=トリオ=春日無線に吸収された時、逆じゃないかと思ったです。

Re: <オンキヨー自己破産>AV機器市場縮小で負債総額31億円」(産経新聞) - シバケン

2022/05/17 (Tue) 07:59:41

おはようございます。

>オンキョー&パイオニアテクノロジーズは潰れてないと違いますか(?)。

会社存続のため、離合集散、社名変更したり、子会社造ったり。目まぐるしくの変遷。
等々、諸般、検索、探索したですが、結果的、わかりませんでしたです。

まあねえ。
それ以上、ここで、調べて、何になるやの。
当方的には、機会あればの話の、諸般、オンキョー社員に、でも、尋ねてみよかと。
がしかし、「破産」ですので、最早の、元社員<?>。

Re: <オンキヨー自己破産>AV機器市場縮小で負債総額31億円」(産経新聞) - 磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)

2022/05/17 (Tue) 08:24:11

 シバケン様、おはようございます。


> 会社存続のため、離合集散、社名変更したり、子会社造ったり。目まぐるしくの変遷。
> 等々、諸般、検索、探索したですが、結果的、わかりませんでしたです。

 左様ですか。

> それ以上、ここで、調べて、何になるやの。

 其れもそうですね。

Re: <オンキヨー自己破産>AV機器市場縮小で負債総額31億円」(産経新聞) - シバケン

2022/05/24 (Tue) 22:04:46

<副題=オンキヨー経営破綻「3つの原因」が浮き彫りにする、日の丸家電凋落の深層(DIAMOND)>


オンキョーは、松下電器産業<現パナソニック>の、音響エンジニアが独立した会社。
とは、知りませんでしたです。

<写真>
日本のAV機器メーカーには根強いファンが多い。老舗のオンキヨー破綻が投げかけた波紋は大きい(写真はイメージです) Photo:PIXTA


>● 「hi-fi」のオンキヨーが 経営破綻した3つの理由

>この1年、オンキヨーという会社をウォッチし続けてきた。日本のエレクトロニクス企業というと、パナソニック、東芝、ソニー、シャープなどを思い浮かべるが、40、50代以上のhi-fiブームを知っている世代にとって、この度のオンキヨーの破産申請は大きなショックとともに受け入れられたであろう。オンキヨーはもともと、松下電器産業(現パナソニック)の音響エンジニアが独立して作った、オーディオ専業メーカーである。

>昨年9月にオンキヨーは主力のAV事業を売却し、売却先のAV事業の売り上げのライセンス料を収益化することを狙っていた。しかし、このスキームが上手く機能することはなく、収益のあてのないオンキヨーは破産の道を選んだ。創業が1946年であるから、創業80年を目前にしての消滅であった。

>筆者は2020年秋と2021年秋に、通信社やテレビ局からオンキヨーの経営についてコメントを求められた。2020年の段階ではまだオンキヨーは生き残る術はあったかもしれないし、当時そう答えていた。ただし、大規模なリストラは必要であった。

>筆者は、日本の現場を守るためなら経営トップが外国人になっても構わないという考えを本連載でも述べてきたので、リストラ、特にエンジニアの集団をそぎ落とすことについては、最後の最後までやるべきではないと考えている。しかし、オンキヨー破綻の原因は大きく3つあり、その中でも中途半端な規模感というのが最も問題であったと言える。


>● パイオニアAV部門買収が岐路に 規模拡大の誘惑に潜むリスク

>その1つ目の要因とは、パイオニアのAV機器部門の買収による中途半端な規模の拡大である。ソニーやパナソニックといった企業は、まず多くの製品カテゴリーがあり、また組織が十分に大きくコスト競争力もあり、ブランドの知名度も高いので、多品種大量販売をしても何とかなるメーカーである。一方オンキヨーは、一部オンキヨーマニアによって支えられてきた企業であり、知る人ぞ知る高機能・高性能・高級AV機器を少品種少量販売すべきであった。

>しかし、パイオニアのAV機器部門を吸収したことで、開発部門の人員という固定費は膨らみ、既存のオンキヨーの製品ラインアップだけでは、到底コストが賄い切れなかった。そのため、事業計画の数字上の辻褄を合わせるために、組織の体力に見合わない大量モデルの投入とそれらが売れることを前提とした、収益化プランを作ってしまった。

>実際には、オンキヨーにはそれだけの多くのラインアップを販売店に押し込む力はなく、そもそも店頭に展示されない機種が多数存在していた。

>家電の世界は、店頭展示シェアがほぼイコール実販シェアである。店頭に並んでいない商品をカタログから取り寄せ注文する顧客は極めてレアであり、SKU(店頭に並ぶ定番商品)を取れない限り、むやみにモデル数を増やしても売り上げが伸びることはない。

>むしろオンキヨーの場合、同社のムダに多いラインアップ同士が競合を起こし、同じメーカーの製品内で共食いのような競合状態になっていた。これは、必ずしもオンキヨーのせいではないが、コロナ禍の輸送力低下、半導体不足により、そもそもカタログに載っている商品の生産すらできないという状況も経営を苦しめていた。

>歴史に「たられば」はないというが、オンキヨーが無理をしてパイオニアのAV機器部門を吸収せず、身の丈に合ったオーディオ専業メーカーとしてやっていれば、その後の状況は違っていたかもしれない。


>● オーディオ不況が敗因ではない? ブランドイメージの重要性

>2つめの要因は、何がオンキヨーを代表するシグニチャー商品なのかがわからないことだ。hi-fiブームが去り、オーディオ不況とも呼ばれて久しいが、それでも生き残っていて元気のあるオーディオ専業メーカーは、世界を見渡せばいくつもある。

>かつてのデンオン、現在のデノンもそうした国内オーディオ専業メーカーである。他にもサウンドバーやミキサーで有名なヤマハのオーディオ部門、米国にはスピーカーのBOSE、欧州ではハイエンドデザインAV機器のB&Oなども健在である。オーディオ不況がオンキヨーの敗因というわけではなさそうだ。

>では、何がもうひとつの原因なのか。それは、今述べたメーカーの枕詞にある。BOSEならスピーカー、B&Oならデザイン家電のように、各社は自社の製品の特徴と製品ラインアップを絞って、「このブランドと言えばこれ」「これといえばこのブランド」というイメージを作ってきた。アップルですら、スマートフォン、PC、イヤホンから大きくラインアップを広げようとしていない。

>一方のオンキヨーはどうか。デノンのような単品コンポのピュアオーディオだけではなく、ソニー同様のポータブルオーディオを出してみたり、ワイヤレスイヤホンや、パイオニアブランドではあるがシーリングランプまで手がけたりしていた。

>あるとき、オンキヨーがオーディオに特化したスマートフォンを発表したときに、真偽のほどは定かではないが、「評価用サンプル」という名目でお土産に新製品のスマートフォンを配っていたという話をしていた記者もいた。少し横道にそれるが、メーカーにとって新製品は我が子であって、それをただでお土産にするなど言語道断である。筆者もメーカー勤務時代にサンプルの貸し出しは行っていたが、「借りパ……」ではないが、返却の遅い媒体にいかに製品サンプルを返却してもらうかで苦労をしていた。


>● 「良いものをつくれば売れる」 という固定観念の危うさ

>バブル期と言わないまでも1990年代までは、中堅メーカーが良いものをつくれば、ラインアップを広げていったり、製品の数を増やしたりしても、何とかやっていけたかもしれない。それは、かつてNEBA店と呼ばれた地域量販店が、歩合制の店員を店内に配置し、一生懸命商品説明をして、少しでも高いものを売ろうとしていた時代であったからである。

>2000年代に入ると、YKK(ヤマダ、コジマ、ケーズ)という全国チェーンが台頭し、ほとんど売り場に説明員がいない状況が生まれ、良いものを作っても顧客に良さが伝わりにくくなった。さらにEコマースの広がりや、Amazonによる家電取り扱いの開始によって、さらに細かな説明をしないと良さが伝わらない商品は売れない状況に陥った。むしろ最近のヤマダ電機の方が、丁寧に商品説明をしてくれている。

>このような状況では、店頭での商品力の訴求を期待するのは難しく、ネットでパッと見て良さがわかるかブランドが認知されるような、一点豪華主義にシフトした方が良い。それがオンキヨーにはできなかった。


>● 優れた現場があっても それだけで製品は売れない

>最後に3つ目の敗因。これは毎度の話であるが、オンキヨーに戦略がなかったことだ。良いものを作ればいつか消費者はわかってくれる――。このような「待ち」の姿勢では、いくら優れた現場があっても、それだけで製品が売れるわけではない。

>最近アップルはiPodの販売終了を発表したが、いまだにソニーはウォークマンのビジネスを世界中で展開している。30万円以上もするような高級モデルもラインアップされている。ソニーのウォークマンの販売戦略は、ひとことでいえば松竹梅の竹をなくして「超松」と「超梅」の2本柱にしたことだ。

>「超梅」は1万円前後の商品。これは、スマートフォンを持てない小中学生が外で音楽を聴くためのエントリーモデルである。一方「超松」モデルは大人のウォークマンである。hi-fi世代がハイレゾ音源を趣味として楽しむような顧客に向けて、数は少ないが確実に利益を取れるモデルを出している。

>つまり、超梅モデルで、規模の経済性を生み出すことで固定費を稼ぎ、「ハイレゾと言えばウォークマン」という高級オーディオブランドにウォークマンをスイッチさせるための超ハイエンドモデルを、持続的に開発するための土台にしていると言える。それによって、「ソニーのオーディオといえばウォークマン」「ウォークマンと言えば高いけれど超高音質のハイレゾ音楽が楽しめる商品」という、ブランド浸透を図っているのである。

>それに対してオンキヨーは、個々の製品をしっかり見るといずれも良い商品ばかりだった。しかし世の中には、しっかり紙のカタログを読み込んでくれたり、店頭で販売員に相談したりするお客さんがいなくなった。この販売の現場の変化に対応できなかったことも、オンキヨーという企業に寿命をもたらした要因だと言える。

>(早稲田大学大学院経営管理研究科教授 長内 厚)

<参考=「オンキヨー経営破綻「3つの原因」が浮き彫りにする、日の丸家電凋落の深層」(DIAMOND)>
(22/05/24)
https://diamond.jp/articles/-/303672

Re: <オンキヨー自己破産>AV機器市場縮小で負債総額31億円」(産経新聞) - ノグチ

2022/05/25 (Wed) 06:32:59

おはようございます。

20年以上前に買ったパナソニックのCDプレーヤが壊れて
代わりにDVDプレーヤで音楽を聴いていました。

DVDプレーヤでは、プログラム再生とかできないので
2年くらい前に、ONKYOのCDプレーヤを買いました。

以前の有名メーカーの、CDプレーヤがないので
CDプレーヤの選択肢は少ないです。

このONKYOのCDプレーヤが壊れるころ
新しいCDプレーヤを買えるのか心配ですね。

Re: <オンキヨー自己破産>AV機器市場縮小で負債総額31億円」(産経新聞) - シバケン

2022/05/25 (Wed) 08:32:49

ノグチさん、おはようございます。

当方の場合、ですが。

7年乃至10年程の前ですかねえ。
孫共が、漫画なりの、DVDを見たいと。
ところがの、当時、保有の、プレーヤーでは、場合により、ですが、画像が乱れたり、動きが止まったり。
要は、どこ製か、メーカーは、日本で無いは確かで、戴きモノでして。

別途にも、ラジカセ・CDプレーヤーもあったですが、古くに過ぎましての、同様にして、動かず。

まあなあと、あってもと、主たる、孫共希望の、DVDビデオの再生と、テレビ番組の録画のためと、Panasonicの、「DIGA」をば、購入したですが。
<正確には、「DMR BRW-1000」>


での、その、
レンタルDVD屋ねえ。
会員登録しまして、何度かは、行ったですが。5年程の前、潰れまして、焼き肉屋が出来てるですが。


そこ以外の、DVD屋も、あったですが、遠くてねえ。
イヤ、その後には、衣替えしたですが。
それも、ありで、結果的、DVD再生のためと、購入のレコーダーですが、DVD再生は、購入当時の、2年程だけですかねえ。
イヤイヤ、モ1つの目的、当然の、テレビ番組録画で、大活躍してるですが。

そ、言えば、
一寸前には、円盤の、レコード復活<?>と、何かのテレビ番組で、言うてたです。
へえと、ビクリしたを覚えてるです。

にしてもの、レコード再生のプレーヤーは、あるの怪と。あるから、流行出した<?>
とは、申しましても、極の、一部の方の趣味の範囲かと。
それでは、音響屋は、保ちませんねえ。

Re: <オンキヨー自己破産>AV機器市場縮小で負債総額31億円」(産経新聞) - 磯津千由紀(寫眞機廢人)@ProOne 600 G1 AiO(Win10Pro64)

2022/06/06 (Mon) 03:23:38

<ミニコンポで1980年代を席巻 名門メーカー、迷走の果て(毎日新聞有料記事、6月5日)>

 こんばんは。


 オンキョーは、斜陽化以降、此のような変遷を辿ったのですね。
 デノンと日本マランツ、今でも各ブランド名を聞きますが、廿年も前に経営統合してたのですね。
 かつて真空管時代、マランツとマッキントッシュに憧れながらアンプを自作した世代から見ると、“ステレオ装置”の衰退は、予想だにしてなかったことでした。


> 「ONKYO」ブランドでオーディオ機器の製造・販売を手掛けていたオンキヨーホームエンターテイメント(旧オンキヨー、東大阪市)が5月13日、大阪地裁に自己破産を申請し、破産手続き開始の決定を受けた。1980年代にはスピーカーやミニコンポで一時代を築いたメーカーが経営破綻に至ったのはなぜか。専門家に聞くと、デジタル化の波にのまれた名門の迷走ぶりが浮かび上がった。

> そもそもオンキヨーはどのような企業だったのか。

> ルーツは、46年に設立された「大阪電気音響社」にさかのぼる。満足できる国産スピーカーを作り出そうと、音響技術者の五代武氏が創業した。その到達点となったのが、84年に発売した最高級モデルの「GS-1」。独自の理論で設計された究極のスピーカーは、国内外から多くの称賛を得た。

> 80年代に青春時代を過ごした人にとっては、スピーカーやアンプ、プレーヤーなどをコンパクトにまとめた「ミニコンポ」のメーカーとしての記憶が残っているだろう。スタイリッシュなデザインなどで若い世代の人気を集め、82年に初代モデルが出た「Radian(ラディアン)」は、アイドルの南野陽子さんを起用したコマーシャルでも反響を呼んだ。

> だが、経営破綻に至った近年の評価は厳しい。オーディオ業界に詳しい評論家の麻倉怜士さん(71)は「平均的にはやっていたが、市場で大きな存在感がなく、平凡だった。(高級ではない)“中級メーカー”として、他には無い切り口を見いだせなかった」と分析する。

> その間に起きたのはデジタル技術の発達だ。MP3をはじめデジタル音声圧縮技術の開発などデジタル化が進み、その結果として音楽の聴き方に劇的な変化が起きた。

> 92年に登場したミニディスク(MD)は、手のひら大の光磁気ディスクに高音質な音楽を自分で録音できる便利さで、カセットテープに取って代わった。2001年には、米アップルが携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」を発売。10年代になるとスマートフォンが普及し、音楽を聴く機器は、据え置き型から持ち運び型へ急速に移行していった。

> 電子情報技術産業協会によると、オンキヨーが得意としたミニコンポを含む「ステレオセット」の国内出荷台数は、00年の303万台をピークに急減。最後に集計した15年には39万台に落ち込んだ。一方、オーディオ機器にも接続できる手軽な「ステレオヘッドホン」の国内出荷台数は98年以降、500万台超を維持している。

> こうした変化への対応が遅れたオーディオ機器メーカーは変革を迫られた。かつてパイオニア、ケンウッド(旧トリオ)と共に「オーディオ御三家」の一角を占めた山水電気は、12年に民事再生法の適用を申請した後、14年に経営破綻した。ケンウッドと日本ビクターは08年に経営統合し、現在の「JVCケンウッド」はカーナビやカーオーディオなどの車載向けを事業の主軸としている。

> だが、オンキヨーはAV(音響・映像)機器メーカーとして生き残りを目指し、経営の迷走が始まる。

> 08年にはパソコンメーカーのソーテックを吸収合併し、パソコン販売に乗り出す。12年にはギター製造で知られる米大手楽器メーカーのギブソン・ブランズと資本業務提携を結んだが、同社は18年に米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請し、経営破綻した。15年には、かつてライバルだったパイオニアが手放した家庭向けAV機器事業を買収した。

> その後、ヘッドホンの製造にかすかな望みを託したが既に遅かった。麻倉さんは「生産は別の企業に任せるパターンが増えた。自社で地道に生産するオンキヨーのような従来型のものづくりでは開発が遅く、他社の同程度の製品より価格が高くて、市場ではぱっとしなかった」と指摘する。

> 19年には主力の家庭向けAV機器事業の売却を模索したが、米企業との交渉は頓挫。人員削減や拠点の統廃合などを進め、20年秋にグループ再編を実施した。アニメキャラクターとのコラボレーションや補聴器のライセンス事業などを手掛ける新たな「オンキヨー」が会社分割により、独立した。

> 本業を引き継いで社名を変更したオンキヨーホームエンターテイメントは、21年3月期に2年連続の債務超過となり、株式は上場廃止となった。AV機器事業は同年9月、ブランドごとシャープなどに売却して事業継続を図ったが、自動車やテレビ向けにスピーカーを供給する子会社も22年3月に破産を申請し、万策尽きた。

> 破産管財人によると、最終盤は従業員への給与支払いも遅れていた。AVアンプなどを返礼品にしてクラウドファンディング(CF)を募ったが、商品が届いていない支援者が約240人おり、債権者の半分近くを占めるという。

> 経営破綻の引き金となったのは、皮肉にもパイオニアの事業買収だった。麻倉さんは「人件費などの固定費が増え、経営的な重荷になった。特に15年以降は(インターネットと常時接続して音楽を聴く)ストリーミングサービスが流行したが、こうした速い変化に対応できなかった。オンキヨー側も想定できなかったのではないか」と推測する。

> ただ、オーディオを手掛けていたメーカー全てが衰退したわけではない。

> ソニーグループは、ワイヤレスのヘッドホンやイヤホンの分野で培ったブランド力を生かしている。デノンと日本マランツが02年に経営統合して発足したディーアンドエムホールディングスは、ブランドごとに異なる音づくりを続け、高い技術とブランドイメージで根強い人気を保っている。

> 環境の変化が激しいオーディオ市場で生き抜く鍵は何か。麻倉さんは「ワンアンドオンリー(唯一無二)の強い製品を持つメーカーが生き残れる。しっかりと製品の特徴や魅力をプロデュースし、顧客に届ける必要がある」と指摘する。【妹尾直道】


https://mainichi.jp/articles/20220603/k00/00m/020/313000c

Re: <オンキヨー自己破産>AV機器市場縮小で負債総額31億円」(産経新聞) - 磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW

2022/08/04 (Thu) 01:42:57

<新生オンキヨー、パイオニアのAVアンプなど新製品一挙公開(AV Watch、8月3日)>

 こんばんは、


 どっこい生きてる。
 「既報」というけど、寡聞にして存じませんでした(文中のリンク「OTKK開発設計のONKYO、PIONEER新製品、ティアックが今秋販売へ」がそうなんでしょう)。5ブランドを扱うのか。
 記事には、高級機だけで、エントリー機(梅クラス)は、載ってないですね。


> Premium Audio Company(PAC)が取り扱うオンキヨー、パイオニア、Klipsch、Jamo(ヤモ)、INTEGRAブランドのAV機器新製品の発表が行なわれ、秋頃から順次販売する製品が公開された。販売はティアックが担当する。発表会には、1980年代にオンキヨーのCMに出演していた南野陽子も登場した。

> 既報の通り、2021年9月にオンキヨーホームエンターテイメントは、VOXXとシャープの合弁会社である「オンキヨーテクノロジー」(OTKK)へ、家庭向けAV事業の譲渡。今回の新製品は、これによってONKYO、INTEGRAのブランドを取得し、パイオニアとのホームAV製品のライセンス販売契約も締結したOTKKが手掛けたもの。OTKKには約80人のエンジニアを迎え入れられており、東大阪を拠点に、「今まで通りONKYO、INTEGRA、PIONEERブランドのホームAV製品の開発設計をにない、日本の繊細なモノづくりを旨とし高度なホームAV製品の設計技術を有している」という。なお、生産はマレーシアにあるシャープの工場で作られる。

> Premium Audio Companyの日本担当ディレクター 上山洋史氏は、「1946年に創業したONKYOのモノづくりや音づくりといったDNAを継承、最新のテクノロジーとの融合で技術を更に進化させ、製品のクオリティーを高め、映画や音楽の感動をお届けします」と説明。ONKYOの技術を受け継いだ、OTKK開発メンバー達からのビデオメッセージも紹介された。

> OTKK開発設計のONKYO、PIONEER新製品、ティアックが今秋販売へ
https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1426074.html

> Premium Audio CompanyのAPACシニアヴァイスプレジデント Vince Bonacorsi氏もビデオレターを寄せ、PACとして日本市場を、世界中で最も重要な市場の1つと認識している事や、「マーケティングから商品開発までをPACが一貫して手掛ける事で、各ブランドの安定化と成長を図る」と決意を語った。

> なお、上山氏はオンキヨー/パイオニアブランドの今後の製品について、ハイエンドモデルやエントリーモデルの開発も進めており、ラインナップを強化していくと説明。質疑応答の中では、サウンドバーの開発も検討しているという。その一方で、サウンドバーのような利便性の高いモデル手掛けつつも、あくまでメインは「そこからもう1つ、2つステップアップしたところをメインターゲットとしたい」と語った。

> 日本での販売代理店となるティアックからは、国内営業部長の山本浩史氏が登壇。「PACとティアックの関係は一昨年からはじまっており、北米で、エソテリックやティアック製品の販売をお願いしており、その関係で、今回日本市場で新たに5つのブランドをティアックが販売する事になった。相互支援の関係となり 今までの関係から一歩前進した形になる」と説明。

> これまで、ティアック/エソテリックで2chオーディオは手掛けてきたが、ティアックとしてはホームシアター市場に参入する形となる。「5ブランドを加えることで、多くの幅広いファンの皆さんへ、総合音響メーカーとして製品とサービスを提供していきたい。また我々は、TASCAMブランドでプロ向け、業務用音響、設備向けも展開している。そちらの方面でも、ホームシアター、マルチチャンネルに可能性があるのではないかと考えている。ホームシアターに参入し、知見を高めることで、B to Bでも相乗効果が出せるように模索していきたい」と展望を語った。


> オンキヨーブランド

> オンキヨーブランドの製品として今後発売が予定されているのが、AVアンプ3モデルとピュアオーディオ用の2モデル。価格はオープンプライス。AVアンプは音場補正技術「Dirac Live」搭載の9.2ch「TX-RZ50」が9月下旬発売で、直販のティアックストア価格は242,000円、THX Certified Select取得の7.2ch「TX-NR6100」が9月下旬発売で同168,300円、7.2chの「TX-NR5100」が12月発売予定。

> TX-RZ50の特徴は、複数のリスニングポイントで測定することで、広いエリアのスイートスポットを実現できるという音場補正技術「Dirac Live」を搭載している事。FIRフィルターにより、空間の反射音含めた周波数特性・位相特性を補正し、音の定位、明瞭さ、リスニングエリア全体の音響特性を改善する。

> さらに、独自のアンプ設計ノウハウにより高い瞬時電流供給能力を実現。優れた制動力によりスピーカーを駆動、瞬間的な信号変化に追従することでリアルな音像を再現できるという。

> 電源部にはカスタムメイドトランスと大容量コンデンサーを採用、5Hzから100kHzの超広帯域再生を確保、電源ラインのインピーダンスを下げることでスピーカを強力に駆動する。フロントのL/Rには、デジタルノイズを除去する独自回路「VLSC」も備えている。

> THX社によるホームシアターのサウンド認証「THX Certified Select」も取得。THXラボによる2,000項目(14,000箇所)に及ぶテストをクリアしており、「ご家庭でも映画館に匹敵する迫力の臨場感を実現する」という。

> HDMI入力3端子が8K/60HzまでのHDMI 2.1に対応、その他3端子は8K/24HzまでのHDMI 2.1対応で、さらにダイナミックHDRフォーマットのDolby VisionとHDR10+は全端子がサポートする。

> Dolby Atmos、DTS:X、IMAX enhancedにも対応。9chアンプを使って5.2.4ch、7.2.2ch、5.2.2ch+フロントバイアンプ接続、環境に応じて最適なスピーカ設定が選べる。11chプリアウトも備え、パワーアンプ追加により7.2.4chへの発展も可能。

> Wi-FiやBluetooth、Chromecast built-inもサポート。DSD 11.2MHzネイティブ再生など、ハイレゾ音源のネットワーク再生も可能。AirPlay 2もサポートする。音楽ストリーミングサービスはSpotify、Amazon music、Deezer HiFiに対応する。

> MM対応のPhono入力や、ワイドFM/AMラジオチューナーも搭載する。最大出力は各チャンネル215W(6Ω/1kHz)。スピーカー適応インピーダンスは4~16Ω。消費電力は640W。外形寸法は435×398×202mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は14kg。

> TX-NR6100は7.2chアンプで、THX Certified Selectを取得。HDMI入力3端子がHDMI2.1、8k/60Hz、ダイナミックHDRフォーマットのDolby VisionとHDR10+に対応、その他3端子はHDMI 2.0対応。

> Dolby AtmosとDTS:Xに対応。非対応のソフトでもDolby SurroundやDTS Neural:Xのアップミックス処理により立体音響で再生できる。ハイトスピーカーやサラウンドスピーカーが置けない環境でもDolby Atmos Height VirtualizerやDTS Virtual:Xで仮想的に音像を創り出し、没入感のあるサウンドを再現する。

> 独自の大電流、ローインピーダンスアンプ設計により、スピーカーを強力に駆動。アナログ電源部には、このモデル用に厳選されたカスタムメイドの電源トランスとコンデンサーを採用。安定した大電流供給により、瞬間的な信号変動に追従したスピーカー駆動を実現する。電源ラインのインピーダンスを下げることで今まで以上に力強いスピーカードライブが可能となり、瞬間的な爆発音などの低域の迫力が更に増したという。位相ズレを防ぐ「ノンフェーズシフト」設計、フロントL/Rにはデジタルノイズを除去する独自回路「VLSC」も備える。

> ネットワークまわりの特徴はTX-RZ50と同じ。MM対応のPhono入力も備える。実用最大出力は各チャンネル190W(6Ω/1kHz)で、スピーカー適応インピーダンスは4~16Ω。消費電力は505W。最大外形寸法は435×380×174mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は9.8kg。

> TX-NR5100は7.2chアンプ。THX Certified Selectは取得していない。HDMIは4入力搭載で、8K/24Hzおよび4K/120Hzを含む高解像度とリフレッシュレート、ダイナミックHDRのDolby VisionとHDR10+に対応する。

> Dolby Atmos/DTS:Xにも対応。Dolby Atmos Height VirtualizerやDTS Virtual:Xも使用可能。

> 独自の大電流、ローインピーダンスアンプ設計により、迫力のサウンドを実現。アナログ電源部にはカスタムメイドの電源トランスとコンデンサーを採用。安定した大電流供給により、瞬間的な信号変動に追従したスピーカー駆動を実現。電源ラインのインピーダンスも下げている。位相ズレを防ぎ、明確な音像を再現する。VLSCは搭載していない。

> ネットワークまわりの特徴は上位機と同じ。実用最大出力は各チャンネル160W(6Ω/1kHz)、スピーカー適応インピーダンスは4~16Ω。消費電力は370W。最大外形寸法は435×328×160mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は8.4kg。

> ピュアオーディオ向けの新製品も参考展示。CDプレーヤーの「C-7030」とプリメインアンプ「A9110」を10月に発売予定。


> パイオニアブランド

> VSX-LX305というAVアンプを9月下旬に発売予定。価格はオープンプライスで、ティアックストア価格は181,500円。音場補正技術として新たに「Dirac Live」を採用。複数のスピーカー、複数のリスニングポイントに対し、マイクによる測定データから最適な補正結果を導き出すため、多様な視聴環境において非常に広いエリアのスイートスポットを実現。音のステージング、明瞭さ、ディテールなどを損なうことなくリスニングエリア全体の音響特性を改善し、「一人でも、複数人でも目の前でライブパフォーマンスが広げられているような、或いはあたかも自分が映画のシーンに居るような臨場感を再現し、最高の視聴体験を提供できる」という。

> 既存の自動音場補正「Advanced MCACC」も搭載。MCACCの基本機能に加えて、コンテンツ内の低域の遅れを補正する「オートフェイズコントロールプラス」や、部屋の影響による音質の悪化を解消する「定在波制御」および「暗騒音測定」を加える事で、より精度の高い音場補正を実施する。

> Dolby Atmos、DTS:X、IMAX enhancedにも対応。9chアンプを使って5.2.4ch、7.2.2ch、5.2.2ch+フロントバイアンプ接続が利用可能。11chプリアウト端子を搭載し、パワーアンプ追加により7.2.4chへの発展も可能。

> HDMI入力は7系統搭載。その内、3端子は8K/60HzまでのHDMI 2.1対応。ダイナミックHDRフォーマットのDolby VisionとHDR10+は全端子が対応する。

> 超解像度技術「Super Resolution」も備え、フルHDから8Kへ、4Kから8Kへのアップスケーリング出力も可能。

> 実用最大出力は190W/ch(6Ω/1kHz)。上級機の筐体設計思想を受け継ぐ、9.1chディスクリートアンプを搭載。上級機で培われた「ダイレクトエナジー」思想を継承した筐体設計を行ない、パワーアンプ部の伝送経路の短縮化をはじめ、クリーングランド化の徹底、線材のスタイリングまで、高音質化を細部に渡り追求したという。

> Wi-FiやBluetooth受信にも対応。DSD 11.2MHzネイティブ再生など、ハイレゾ音源のネットワーク再生もできる。Chromecast built-inやAirPlay2もサポートする。

> 外形寸法は435×371×173mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は10.2kg。消費電力は610W。

> パイオニアブランドのピュアオーディオ用新製品も展示。2023年4月頃に、CDプレーヤー「PD-10AR」、プリメインアンプ「A-40AE」が予定されている。

> 他にも、INTEGRA(インテグラ)ブランドのAVアンプ「VSX-LX305」を9月下旬に発売する予定。価格はオープンプライスで、ティアックストア価格は253,000円。HDMI v2.1搭載の9chAVアンプで、8K映像と3次元サラウンドフォーマットに対応。インテグレーション作業を大幅に効率化させる「Web Setup」や「HDMI診断機能」搭載。カスタムインストーラー及び、住宅販路専用モデルとなる。


> ミニコンポブーム時は南野陽子パワーで“営業いらず”

> 発表会には、1980年代にオンキヨーのCMに出演していた南野陽子も登場。当時営業を担当していた、オンキヨーテクノロジーの宮城謙二氏とトークセッションを行なった。

> CMからのつながりで、当時オンキヨーのステレオコンポを家に導入した南野さんは、ドラマで泣くシーンがあった日など、感情が高ぶって眠れない夜などに「オンキヨーのステレオで好きな曲をかけて、落ち着いて寝るみたいな毎日でしたね」と、笑顔で振り返った。

> 当時は、受験生が高校の入学発表に行き、合格していたらその足でお店に行って親にミニコンポを買ってもらうのが当たり前と言われたほどの、ミニコンポブーム。各社がアイドルをCMに起用しており、当時オンキヨーの営業だった宮城氏も、南野さんの印刷されたパンフレットとテレフォンカードを持ってバイヤーとの商談に行っていたという。

> いつもは、製品の魅力などを説明するが、南野さんの人気は凄まじく、バイヤーから「テレカだけ持ってくればいいからと言われて、それだけで製品が売れました。オンキヨーでもいろいろなアイドルをCMに起用しましたが、“営業いらず”だったのは南野さんだけでした」と、当時のエピソードを紹介した。


https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1429839.html

Re: <オンキヨー自己破産>AV機器市場縮小で負債総額31億円」(産経新聞) - パソコン大魔神

2022/08/04 (Thu) 03:00:09

仲間に入れて~な。

今の世の中、大音響が許されるのは映画館だけなんや。ライブハウスさえコロナ禍で死にかけてる。

ピアノの音でさえ「ウルサイ!」と言われる時代なんや。......で、昨今はイヤホンの時代になってしもた。

アナログ・レコードが消えて、真っ先に潰れると思っていた「オーディオ・テクニカ」が何とこの世界で生きとった。そもそも、イヤホンの音が良過ぎたんや。

名立たるAVメーカーにとっては、対処のし様が無かった。おまけに、スマホが携帯音楽プレーヤーに取って代わってしまった。

考えて見れば、我々も真空管メーカーを潰してしまった。僅かにギターアンプの世界で生き残っているだけや。

世の中の進歩というのは、そういう事や。

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