設置公開<2010年7月23日>
主として、パソコン関係の話題。
その他、雑談、情報、愚痴話、自慢話、自説等々。
主旨は、閲覧の皆様に、一寸でも手助けが出来れば、
ご参考になればと、投稿賜りたく。
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続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2017/05/28 (Sun) 02:17:33
こんばんは。
前スレッドが、長くなったし、アルファ碁の3戦全勝と引退という区切りを迎えたので、新スレッドを起こします。
前々スレッド:
<情報NO.673 囲碁:人工知能、トップ棋士破る 第1戦(毎日新聞)>
http://shiba2211ken2.web.fc2.com/mina_info_44.htm#no673
前スレッド:
<雑談NO.1481 謎の囲碁ソフト、トップ棋士を次々撃破(毎日新聞)>
http://shiba2211ken2.web.fc2.com/mina_zatudan_125.htm#no1481
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2017/05/28 (Sun) 06:47:12
<加藤英樹氏からの返事メール>
おはようございます。
7分で返事が来たことに、驚きました。
> Re: アルファ碁が柯潔九段に3戦全勝して引退しましたね
> 2017/05/28 06:02
> > 加藤様、おはようございます、磯津です。
> >
> > 其れにしても改良版アルファ碁は安定して凄く強いですね。
>
> 安定しているのは,そういう学習をしたからですが,引退するのは対局か
> らで,AlphaGo が無くなるとは言っていません.微妙な差ですが重要で
> す.
>
> > DeepZenGoも、パク・ジョンファン九段とミ・ウィティン
> >九段に終盤で悪手を連発して負けた(劣勢になると更に酷い悪手を打
> >つ?)ものの、井山裕太九段と一力遼竜星に勝っており、何箇月か後
> >には現在のアルファ碁や FineArt を超えるのでしょうか。
>
> 超えようと思えば超えられます(数ヵ月では無理だと思いますが.用意で
> きる物量の関係で)が,それだと AlphaGo のクローンになってしまうの
> で,それを避けながら強くするのが難しい.
>
> > そういえば、3月27日のBSイレブンの異見拝見では、東大の松
> >尾准教授が、日米のAI開発を竹槍と飛行機に例えていましたね。
>
> そうですねぇ,,,もっと差があります.FineArt を一年で開発した
> Tencent の時価総額は東アジアでトップ,Samsung と同規模で TOYOTA の
> 1.5倍です.Alibaba グループも同じ位,Baidu が少し下.Google はもっ
> と上ですから...
>
> 加藤
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2017/05/28 (Sun) 11:09:29
補足です。
投稿される方のために、本スレッドの掲示板URLを示しておきます。
<続々コンピュータ(人工知能)囲碁(「みんながパソコン大魔神」掲示板)>
http://shiba2211ken.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8935629
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2017/05/29 (Mon) 12:40:57
<加藤英樹氏へのお礼のメール>
こんにちは。
此れには返事は来ませんでした。
> Subject: Re: アルファ碁が柯潔九段に3戦全勝して引退しましたね
> Date: 2017/05/28 22:47
> 加藤様、こんばんは、磯津です。
>
> 即座の詳しい解説、ありがとうございました。
>
> AlphaGoクローンを作るなら資材が嵩むものの容易なれど
> 其れを避けているので大変なこと、日本の開発資金が乏しいこと等、
> 理解致しました。
> 35年前に推論マシン開発に国家予算を注ぎ込みましたが、凋落
> した電子立国の立て直しには、あの頃と同じようなプロジェクトを
> 立ち上げて欲しいものですね。
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2017/09/23 (Sat) 02:31:33
<囲碁の世界最強棋士とAIが雌雄を決した頂上決戦を収めたドキュメンタリー映画「AlphaGo」予告編(Gigazine)>
こんばんは。
アルファ碁のドキュメンタリー映画が作られるそうです。
> 2017年09月20日 18時04分00秒
> イ・セドル棋士やDeepMindのデミス・ハサビス氏ら本人が登場するドキュメンタリー映画「AlphaGo」は北米や台湾、ロシアなどの映画祭で上映される予定。日本での上映は記事作成時点では不明です。
http://gigazine.net/news/20170920-alphago-movie/
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2017/12/09 (Sat) 02:32:18
<2017年12月10日(日):AI 竜星戦 2017 生中継>
こんばんは。
Alpha Zeroの登場と、「AI 竜星戦 2017」の開催は、存じませんでした。
当然、「AI 竜星戦 2017」にはDeepZenGoも出場するようです。
> From: 囲碁・将棋チャンネル プレミアム
> Subject: <AI 竜星戦 2017 生中継>
> Date: 2017/12/08 18:42
> 皆さんこんばんは!囲碁プレミアム事務局です。
> 囲碁・将棋・チェスの三種目で同時に頂点となった
> Deep Mind社の新AI「Alpha Zero」が発表され、今本当にAIが
> ホットな話題の中、明後日の12月10日には全世界の囲碁AIが集結する
> 大会「AI 竜星戦 2017」が開催されます!
> ?UEC杯コンピュータ囲碁大会?正式後継大会として発足した「AI 竜星戦 2017」
> は今回が初大会!初代王者に君臨するのは果たしてどのAIになるのか!?
> 囲碁プレミアムでは、大会2日目となる準決勝・決勝の模様を現地大盤解説会を中心に生中継でお届けします!お楽しみに!
> 解説:王 銘?九段・大橋 拓文六段
> 日程:2017年 12月 10日 (日) 13時25分配信開始予定
> 生中継ページはこちら⇒http://u0u0.net/HpJA
> 参加予定プログラム:
> <カテゴリA>
> ・AQ / 山口祐(日本)
> ・きふわらべ / 高橋智史(日本)
> ・Maru / 武田敦志(日本)
> ・Deep_ark / HEROZ囲碁チーム(日本)
> ・otabot / Team Data Kernel(German)
> ・Akira / 渡辺順哉(日本)
> ・Abacus / Tsinghua Univ.(中国)
> ・DolBaram / Lim Jaebum(韓国)
> ・ballade / 氏家一朗(日本)
> ・nlp / 若井建志(日本)
> ・きのあ囲碁 / Qinoa(日本)
> ・Raynz / Rayn×Tripleize AI研究開発チーム(日本)
> ・迷ぃ子 / 村山正樹(日本)
> ・Fine Art / Tencent AI Lab(中国)
> ・Tianrang / Tianrang(中国)
> ・神の一手 / 神乎碁技(USA)
> ・Kugutsu / Tokumoto(日本)
> ・DeepZenGo / DeepZenGo Project(日本)
> ・Aya / 山下宏(日本)
> ・勝也 / 清愼一(日本)
> <カテゴリB>
> ・エスアル碁 / 越川康則、市村豊、戸田圭(日本)
> ┃開催場所:UDX6F / UDX Conference type120 RoomD・E
> 101-0021東京都千代田区外神田4-14-1
> ┃主催: 株式会社囲碁将棋チャンネル AI竜星戦実行委員会
> ┃協力: 電気通信大学エンターテイメントと認知科学研究ステーション
> コンピュータ囲碁フォーラム、HEROZ株式会社
> ┃後援: 公益財団法人日本棋院、朝日新聞社
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2017/12/09 (Sat) 21:46:19
こんばんは。
「AI 竜星戦 2017」の1日目(予選)の結果です。
DeepZenGoは、AlphaGoクローンのFineArtには負けましたが他には全勝し、総合一位でした。
FineArtも1敗の2位で、明日の決勝はDeepZenGoとFineArtの対決が見ものです。
<大会結果 [AI 竜星戦 2017](囲碁・将棋チャンネル)>
http://www.igoshogi.net/ai_ryusei/01/result.html
> 囲碁AIの国際大会として全10回の開催がされ、2017年3月をもって惜しまれつつも終了した「UEC杯コンピュータ囲碁大会」そのUEC杯の正式な後継大会として、「AI竜星戦」が新たに開催されます!
> ▼AI竜星戦公式サイト
> http://www.igoshogi.net/ai_ryusei/01/
> DeepZenGoとは…
> 人工知能技術の向上と囲碁界の発展に貢献することを目的に、世界トップレベルの囲碁AIの開発を目指した「DeepZenGoプロジェクト」により生み出された囲碁ソフト。
> 囲碁ソフト『Zen』の開発者・尾島陽児氏と加藤英樹氏を中心に、東京大学松尾研究室および公益社団法人日本棋院の協力と、ドワンゴによる開発環境の提供により、2016年3月にプロジェクトが発足、開発を行っています。
> <主要成績>
> 2016年11月 第2回囲碁電王戦で趙治勲名誉名人に1勝2敗
> 2017年3月 ワールド碁チャンピオンシップにて井山裕太六冠に勝利(3位)
> 2017年8月 中信証券杯 第1回世界電脳囲碁オープン戦 優勝
<ニコニコインフォ:DeepZenGo出場●囲碁○AI竜星戦2017を生中継(ドワンゴ)>
http://blog.nicovideo.jp/niconews/53655.html
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2017/12/10 (Sun) 14:32:07
こんにちは。
AI竜星戦2017でDeepZenGo、準決勝でTianrangに勝ち、FineArtと一騎打ちに。
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2017/12/10 (Sun) 15:15:15
こんにちは。
AI竜星戦2017でDeepZenGo、決勝でFineArtに惜敗。
彼我の資金力の差を考えれば、よく頑張った。2位は立派。
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2017/12/10 (Sun) 21:01:17
こんばんは。
大脱線ですが。
上の投稿、ポスト時刻が、囲碁:囲碁:囲碁ですねぇ。
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - シバケン
2017/12/10 (Sun) 21:53:49
オッとの、
そですねえ。
通例、「HTML」版では、年月日(曜日)と、時:分までの引用で、秒は、省略してるですが、追記したです。
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2017/12/10 (Sun) 22:08:29
ぎょうむれんらく:
2017/12/09 (Sat) 21:46の投稿の末尾のリンク、「副題」ではなく「参考」ですね。
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - シバケン
2017/12/10 (Sun) 22:29:56
オッとの、
修正致しましたです。
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2018/04/07 (Sat) 19:46:55
<国内最強の囲碁AIが引退試合 世界トップ棋士に勝ち越し(NHK、4月7日)>
こんばんは。
もう、DeepZenGo引退ですか。
当初の目標を達成したというより、他国と違って資金力の面で此れ以上強く出来ないというのが実際のところでしょうか。加藤英樹氏に電子メールで問い合わせてみようと思います。
*****以下引用*****
日本で開発が進められてきた国内最強の囲碁の人工知能=AIが、およそ2年にわたる開発プロジェクトを終えて引退試合の三番勝負を行い、世界のトップ棋士を相手に勝ち越しを決めて花道を飾りました。
日本の囲碁のAI「DeepZenGo」は、囲碁ソフトの開発者とIT企業の「ドワンゴ」、それに東京大学の研究室がおととしから開発を進め、国内外のトップ棋士を破るほどに実力を高めたことから、チームは「当初の目標を達成した」として、プロジェクトの終了を決めました。
その集大成の引退試合として、過去に負けを許した日中韓の3人の棋士に再び挑むリベンジマッチの三番勝負が、先月から行われ、1勝1敗で迎えた東京での最終局で趙治勲名誉名人と対局しました。
「DeepZenGo」は、おととしの三番勝負で趙名誉名人に1勝2敗と負け越していますが、7日は序盤からペースを握ってじわじわと差を広げ、開始から2時間半で趙名誉名人が早くも投了しました。
「DeepZenGo」は、世界のトップ棋士を相手に2勝1敗で勝ち越しを決めて引退となりましたが、開発者によりますと、今後も研究ツールとして対局ができるよう、インターネットの対局サイト上で公開を続ける予定だということです。
開発者「よくここまで強くできた」
対局のあと、「DeepZenGo」の開発者の加藤英樹さんは「2年間でよくここまで強くできたと思います。研究に使っている棋士から『感謝しています』と言われるようになったことがいちばんの達成です。狭く、深く考える能力はいまだ人間のほうがはるか上で、AI研究の今後の課題だと思います」と話していました。
敗れた趙名誉名人は「やっつけようというよりも、1分でも1時間でも楽しもうと思っていましたが、自分からつぶれてしまい残念です。江戸時代から僕たちが勉強してきた碁とは全く違う碁でしたが、常識が覆ることこそ、碁の深みでもあると思うので、棋士にとってもうれしいことです」と話していました。
世界のトップ棋士しのぐ実力に
「DeepZenGo」の開発プロジェクトは、初めてプロ棋士を破ったアメリカのIT企業、グーグルの囲碁AI「AlphaGo」に追いつくAIを日本でも作ろうと、おととし3月に始動しました。
開発は「Zen」という囲碁ソフトをベースに、「ディープラーニング」と呼ばれるコンピューターに、みずから解決策を模索させる最新のAI技術を取り入れて、進められてきました。
去年3月、日中韓のトップ棋士と対局した世界大会「ワールド碁チャンピオンシップ」では、日本では敵なしの強さを誇る井山裕太七冠に開発からわずか1年で勝利して、急激な成長ぶりを示しました。
8月には世界各国の囲碁AIが争う「世界電脳囲碁オープン戦」に出場し、優勝候補とされていた中国のAIなどを破って優勝を果たしました。
「DeepZenGo」はインターネットの対局サイト上でも公開されていて、国内外のプロ棋士との間で3400局余りを戦い、96.5%という極めて高い勝率を挙げています。
今回の引退試合の三番勝負では、現在、世界最強とされる韓国のパク・ジョンファン九段に完勝と言ってもいい内容で勝利を収め、日本の囲碁AIが世界のトップ棋士をしのぐ実力を身につけたことを証明しました。
パク九段はこの対局のあと、「DeepZenGoと戦うことは、すごく勉強になった。インターネット上でも数十回対局したが、そのたびに自分も成長できた。引退は残念だが、対局できたことを光栄に思う」と語り、DeepZenGoをたたえていました。
世界にはさらに強豪が
「DeepZenGo」はこの2年間で急激に実力を高めましたが、世界ではさらに強いとされる囲碁AIも存在しています。
「AlphaGo」で囲碁AIの開発競争に火をつけたグーグルの研究グループは、去年10月、改良版の「AlphaGoZero」を発表しました。
このAIは、「DeepZenGo」など、ほかのAIとの直接対決を行っていませんが、研究グループの論文によりますと、これまでのバージョンの「AlphaGo」を相手に100局戦って無敗という強さを実現しているといいます。
また、中国のIT大手「テンセント」が開発する「絶芸」も現時点で世界トップクラスのAIで、去年12月に行われた囲碁AIどうしの世界大会、「AI竜星戦2017」では、決勝で「DeepZenGo」を破って優勝しています。
近年の囲碁AIの開発は、世界の大手IT企業が人工知能分野の技術力を試す舞台として、膨大な研究資金と開発環境を投入して行っているケースが多く、「DeepZenGo」の開発者の加藤英樹さんは、プロジェクトの規模の違いなどから「私たちの体制でAIをこれ以上強くするのは難しい」と語っています。
*****引用終了*****
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180407/k10011394261000.html
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2018/04/08 (Sun) 05:06:33
<加藤英樹氏よりの返事>
こんばんは。
返事を転載いたします。
> Subject: Re: DeepZenGo引退ですか!
> Date: 2018/04/08 03:35
> 磯津千由紀:
> > 加藤様、こんばんは。
> >
> > リベンジマッチ、2勝1敗、おめでとうございます。
>
> 緒戦に負けたのは残念ですが,この方が盛り上がりましたかね.二
> 戦目で(現在世界最強の)朴九段に勝ったのに,マスコミの反応が
> 薄いこと(笑.
>
> > もう、DeepZenGo引退ですか。
> > 当初の目標を達成したというより、他国と違って資金力の面で
> >此れ以上強く出来ないというのが実際のところでしょうか<?>。
>
> いえ,文字通りです.メンバーもやり終えたという感じで誰も反対
> しませんでした.「他国と違って」が誤りで,他国もこれ以上強く
> できません.細かく言うと,弱点である(人間と比べて劣る)死活
> や攻め合いを今の DL 技術で改善できる見込みはありません.だか
> ら DeepMind も(ボロが出ないうちに)勝ち逃げしたわけで...
>
> 加藤
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2018/04/09 (Mon) 04:26:35
<加藤英樹氏よりの次の返事>
こんばんは。
次の返事を転載いたします。
> Subject: Re: DeepZenGo引退ですか!
> Date: 2018/04/09 04:06
>
> 磯津千由紀:
> > 加藤様、こんばんは。
> >
> > 成程です。
> > 詳しい説明をありがとうございました。
> > 「弱いAI」は、ボードゲームを一段落したと考えて宜しいので
> >すね。次は何処に向かう(何を開発する)のでしょうか。
>
> 決まってます.DL よりマシな手法でしょう.
>
> 加藤
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2018/04/10 (Tue) 20:28:33
<将棋:第76期将棋名人戦七番勝負 あす開幕 佐藤天彦名人×鈴木正文「GQ」日本版編集長 特別対談(毎日新聞、4月10日)>
こんばんは。
囲碁ではなく将棋の話ですが、AIが発想転換を呼んだ件など、参考になります。
5月にも七段になろうかという藤井聡太君のおかげか、将棋は今ブームで、アニメ「りゅうおうのおしごと!」が制作されたほか、「3月のライオン」も再放送されました。
> 第76期名人戦七番勝負(毎日新聞社・朝日新聞社・日本将棋連盟主催、大和証券グループ協賛)が11日、東京都文京区のホテル椿山荘東京で開幕する。挑戦者・羽生善治竜王(47)との対決を前に、3連覇を目指す佐藤天彦名人(30)と、男性向けライフスタイル誌「GQ JAPAN」の鈴木正文編集長(69)が対談した。共通の趣味であるファッションに対する思いや、人工知能(AI)時代が到来した将棋の魅力などについて語り合った。【司会は勝田友巳・毎日新聞東京本社学芸部長、構成・丸山進、写真・佐々木順一】
> 「発想転換」呼んだAI
> --お二人のであいは。
> 鈴木 僕は将棋ファンで、服や車、いろんな文化的・社会的なことにも興味があります。佐藤名人が(名人戦順位戦の)B級1組かB級2組にいた頃に「見た目が他の人と違う」と目に留まりました。「貴族」と呼ばれていて、洋服とヘアスタイル、クラシック音楽が好きなところが、ポストモダン的な新しい感受性の人かなと思っていたんです。その人がA級1期目で名人挑戦権を得て羽生さんを相手に見事奪取して(2016年7月の)名人就位式で初めてお会いしました。その後、「GQ」の誌面に出ていただきました。
> 将棋界の最高峰といえば当然名人ですが、昨年の七番勝負では上り調子の稲葉(陽)八段を破って見事防衛したので、各分野で著しい活躍を見せた人に贈る「GQ MEN OF THE YEAR」を進呈しました。受賞を知ったイタリアのファッションデザイナーのキーン・エトロから「ぜひお会いしたい」と話があって、対談もしていただきました。
> 佐藤 「GQ」はたまに買って読んでいましたが、自分が出ることになって驚きました。編集長自ら来ていただいて将棋を指したり思いを聞いたりして、本当に将棋がお好きでありがたいなと思いました。受賞には本当に驚きましたし、授賞パーティーは将棋とは全く別世界の雰囲気で、受賞されている面々も(「新しい地図」の3人や俳優の長谷川博己さんら)すごくて、自分がいるのが信じられない感じでした。
> --将棋でAIの影響を感じるのはどんな場面ですか。
> 佐藤 AIが出てきて、飛車先の歩の交換をさせてもいいという新しい感覚が出てきました。昭和初期や中期にそういう価値観がありましたが、交換した方が得だから交換させない流れになりました。そこに、AIが「交換させてもいい」という以前の価値観を示したことで今の将棋が昭和初期・中期に似てきて、根底の思想は違えども同じ形が出てきたのは面白いです。
> 鈴木 「パラダイムシフト」(発想の転換)と「古代復興」を同時に呼び込んだのがAIというのは面白いですね。既成の価値観に破壊的なことをする(フェイスブック共同創業者の)マーク・ザッカーバーグ氏や(アマゾン共同創業者の)ジェフ・ベゾス氏らが「ディスラプター」(破壊者)と呼ばれてもてはやされています。美意識も何もないAIが「ディスラプター」となって将棋の世界に登場して、人間がAIに負けることが仮に相対的な「退歩」だとしても、それは次の進歩につながる「退歩的進歩」だと思うのです。
> 佐藤 AIに対する対応はプロ一人一人で違い、棋士としてどう生き残っていくかの考え方が如実に出るので、その軸を見るのも面白いです。棋士に対する幻想性は減ってしまうかもしれませんが、どういう過程で強さを獲得してきたか、どういう考え方で勝負に相対してきたかを見れば、決して将棋に魅力がなくなるとは思わないですね。
> 鈴木 負けるのはものすごく屈辱的ですが、負けた数だけ強くなって磨かれて人間としても将棋としても深くなると思います。AIに「負けました」と言うときの心境はどんなものですか。
> 佐藤 相手に対するリスペクトはありますね。「棋は対話なり」と言いますけれど、人間同士の対局では指し手で相手の気持ちが分かることがあるんです。勝負でもあるし対話しているようでもあるのが将棋です。AIは何の感情も持っていないので対話は成立しないとも言えますが、相手の手を見てこう考えているんじゃないかと、感情があるかのような想像もできるからこそ面白さを見いだすことができます。観戦するにしても自分が対局するにしても、人間同士の勝負が一番面白く感じるのは変わらないですけど、AIの将棋にも魅力はあると思います。
> --ファッションにこだわるのはなぜですか。
> 佐藤 西洋中近世の文化が好きだという中の一つとして、ファッションが好きというのがあります。将棋以外に興味を注ぐと、人として豊かで幸せになれると感じます。個性がにじみ出てくるのが将棋の棋譜で、一つの価値観をひたすらに突き詰める人と、いろいろな価値観を柔軟に受け入れる人では手の選び方が変わってくるので、将棋の個性を磨くことにもつながってくるかもしれません。
> 鈴木 おしゃれをすることは自分をおしゃれに値する存在だと見なすことだと思います。詰め将棋にチャレンジすることも運動で修練を積むことも、自分はそれができる人であるはずだというセルフリスペクトが底にあるのだと思うんです。加藤一二三さんの長いネクタイも、まぎれもない彼のスタイルですね。
> 佐藤名人 喜び感じ全力で臨む
> --羽生竜王と七番勝負で再戦する意気込みを。
> 佐藤 羽生さんは子供の頃からの憧れの人ですし、2回タイトル戦を戦いましたが防衛戦は初めてです。タイトル戦を戦えることそのものがとても幸せですね。羽生さんは今回取ればタイトル100期の節目というニュースがある中で、自分が対戦相手だというのは冷静に考えてみれば面白いし、すごい話です。ものすごく強敵ですけども、人生を俯瞰(ふかん)した目で見れば、こういう経験ができることはとても大きなことだと思います。いろんなものに喜びを感じ、楽しみながら羽生さんという存在と全力でぶつかりたいですね。
> --どんな勝負を期待しますか。
> 鈴木 羽生さんはベストの相手だと思います。名人戦の舞台では2年の時を経て、羽生さんは竜王位を取って若い魂を持って臨んでくると思います。掛け値なしの地金が出ざるを得ない対局になるのではないでしょうか。かつてない6人のプレーオフが行われて羽生さんが挑戦者になったことは、ファンとしては、これからの佐藤名人にとっても非常に幸運なことじゃないかと思っています。
> ■人物略歴
> さとう・あまひこ
> 1988年、福岡県生まれ。中田功七段門下。2006年にプロ入り。16年、A級1期目で初タイトルの名人を獲得し、16期ぶりの20代名人となった。
> ■人物略歴
> すずき・まさふみ
> 1949年、東京都生まれ。2000~11年「ENGINE」誌編集長。11年11月から、19の国と地域で発行する「GQ」日本版(コンデナスト・ジャパン発行)の編集長。
https://mainichi.jp/articles/20180410/dde/012/040/003000c
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「--お二人のであいは。」は、原文では漢字
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2018/04/11 (Wed) 08:00:18
<加藤英樹氏への最後の電子メール>
おはようございます。
此の電子メールには、丸2日が経っても、返事は来ませんでした。
> Subject: Re: DeepZenGo引退ですか!
> Date: 2018/04/09 04:32
>
> 加藤様、こんばんは、いや、おはようございます。
>
> 成程。
> 長く険しい道のりに、なりそうですね。
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - シバケン
2018/04/11 (Wed) 08:18:26
オッとの、下記の件
修正済みで、報告忘れです。
>「--お二人のであいは。」は、原文では漢字
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津(寫眞機廢人)@ThinkPad R61一号機(Win 7)
2018/09/11 (Tue) 03:16:20
<囲碁:AI不正防止のためスマホの持ち込み禁止(毎日新聞、9月10日)>
こんばんは。
そういう時代になりました。
> 囲碁の日本棋院は10月1日から、スマートフォンなど電子機器を対局中ロッカーに預けるように、対局規定を変更すると発表した。囲碁でもAI(人工知能)が短期間で急速に実力を伸ばしたことを受け、不正を防止する狙い。
> 将棋界のソフト不正使用疑惑を巡る混乱を受けて、日本棋院は昨年1月、対局中のスマホ、タブレット端末、パソコンなどの使用を禁止した。規定に違反した場合、最も重い処分で「除名」となる罰則の適用も決めた。
> さらに今回、東京本院の対局室のあるフロアや、中部総本部、関西総本部にもロッカーを設け、対局開始前に電子機器を保管し、カギをかけて対局終了まで取り出してはならないとした。対局中に使用した場合は「反則負け」とする。電子機器を預け忘れた場合、1回目は「警告」、2回目は「反則負け」とする。罰則適用の対象にもなる。
> 昨年5月にはAI・アルファ碁が、世界最強とされた中国の柯潔九段に勝利。その後も高性能のAIが次々と開発され、局面ごとに候補手やその先の展開を示す機能も発達し、棋士から対策を求める声が上がっていた。
> 一方、関西棋院も、電子機器の使用制限を強化する方向で検討中という。【最上聡】
https://mainichi.jp/articles/20180911/k00/00m/040/075000c
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津千由紀(寫眞機廢人)@dynabookQosmioD711/T7CW
2024/03/26 (Tue) 23:10:52
こんばんは。
あれから、7年が経ちます。
ディープラーニングという新手法(私は半世紀前のNHK技研のネオコグニトロンの発展形と思ってるが)の登場でAIが大進歩しました。
そして今、ChatGPTに始まる対話型AIの登場で、AIが大革命を迎えています。
我々の生あるうちに、AIが何処まで発展するのか、期待と不安(危惧)を持って見守りましょうかね。
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - 磯津千由紀(寫眞機廢人)@NucBox3(Sailormoon33)
2024/03/28 (Thu) 06:53:44
ごきていせい:
誤:ChatGPTに始まる対話型AI
正:ChatGPTに始まる生成AI
Re: 続々コンピュータ(人工知能)囲碁 - シバケン
2024/03/28 (Thu) 07:58:14
修正しました。